兵庫腎疾患対策協会は、 腎疾患の予防および治療の普及・啓発を通じ 住民の生活の質向上を目指した様々な取り組みを行っています



ホームページバナー広告ご協賛のご案内

掲載期間:2020年10月1日〜2021年9月30日(1年間)
要項 ・申込書 PDF 270KB

事務局移転のお知らせ

事務局が10月1日より移転いたします。
新事務局所在地
〒658-0046 兵庫県神戸市東灘区御影本町2丁目11-10
医療法人社団 坂井瑠実クリニック内

 

2020年度事業計画

(2020年5月1日〜2021年4月30日)
  1. 第30回総会(7月)
    新型コロナウイルス感染防止のため、書面による総会に変更
  2. 創立30周年記念誌制作、発行(継続事業)
  3. 会報『Gift of Life』Vol.28発行(7月)
  4. 当協会の目的とする腎疾患対策、腎移植推進のための講演会、シンポジウムや「臓器提供意思表示カード」の普及推進など啓発事業を企画実行する。
  5. 関連団体の主催する腎疾患対策、腎移植推進のための講演会、シンポジウム、啓発事業などに協力する。
  6. 関連団体、兵庫県の移植コーディネーターへの支援
  7. ホームページバナー広告募集、掲載
  8. その他

会長メッセージ 

守殿貞夫

「臓器移植」と「人生会議」

兵庫腎疾患対策協会は、腎疾患の予防、臓器移植全般に亘っての移植医療の推進、県民の健康及び福祉の向上に努めております。会員は、一般人、法人ならびに団体の皆様方で、入会の申し込みは随時受け付けております。
 

新型コロナ感染症
~臓器提供数、例年以上に減少~

移植医療においては、移植患者は免疫抑制下で新型コロナ感染が重症化しやすいこと、ドナー由来の新型コロナ感染の伝播が現時点で否定できないこと、移植後の患者管理で慎重な対応が求められており、また移植手術に関わる医療者・職員の感染予防のためにも万全の対策が必要なことから(日本移植学会)、今年は、例年に比べ臓器提供件数が少ない状況です。
 

移植希望登録者、年々増加

現在、日本臓器移植ネットワークに登録された移植希望登録者は年々増え続けており、実際に移植を受けた人の平均的な待機期間(希望登録者数)は、心臓は約3年(844名)、肝臓は約1年(310名)、肺は約2年半(320名)、膵臓は約3年半(107名)、小腸は約1年(4名)となっています。特に、待機者の多い腎臓移植は約14年(12,592)となっています。移植待機者数に対し、昨年の臓器提供件数は127件と微増したが、過去数年の臓器提供総件数(脳死下・心臓死後)は100件前後と少ない。
 

~待機者が多い移植医療の現状、
今我々は何をすべきなのか~

一般的に臓器移植そのものについて、「知らないから関心がない、知らないから決められない」という状況が依然として続いていることが最大の問題ともされます。この一例として、急性期の終末期医療で、治療により回復しなかった患者の意思、思いが、臓器提供の知識がほとんど無い患者家族と主治医の判断に委ねられているのが現状です。この場合、主治医が臓器提供について家族と話をするのは難しく、患者家族も悲しんでいるところですぐに臓器提供の話を受け入れるのも難しい。尾迫貴章氏(当協会TPM研修、国立大学法人岡山大学)は、このような急性期終末期医療での患者家族と医療者との話し合いをサポートするシステム構築が重要と述べられています。
私は、一昨年、厚生労働省が提唱した「人生会議」の中で、このような急性期の終末期医療における臓器移植・提供について健康な時から家族間で話し合って頂きたいと思っています。
 

若い時、元気な時から「人生会議」

「人生会議」とは、人生の最終段階や、もしもの時のために、その人が望む医療やケアについて健康時から家族と繰り返し話し合い、患者の人生観、価値観を明らかにし、家族間でそれらを共有する取組のことです。人は、誰でも、命に関わる大きな病気やケガをする危険性があります。生命の危機に面した場合、約7割の人は自分自身で治療方針を選んだり、自身の望みを人に伝えることが出来なくなります。「人生会議」はそのような事態に備え、若く健康な時から家族等に自らの考えを知って貰っておこうという事です。
私は、この「人生会議」の中で、移植医療における臓器提供について家族間で話し合い、家族の臓器提供についての意思確認を共有する機会にして頂きたいと思っています。脳死状態の人がドナーカードを有し、臓器提供の意思があったことを家族が共有していれば、医療者と家族との話し合いの支えになります。人生会議において、家族の臓器提供についての意思確認が共有できていれば、日本の移植医療も少しは進展するものと考えます。

2020年8月吉日

 

臓器提供の意思表示にご協力ください

詳しくは (社)日本臓器移植ネットワークHP をご覧ください