兵庫腎疾患対策協会は、 腎疾患の予防および治療の普及・啓発を通じ 住民の生活の質向上を目指した様々な取り組みを行っています



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掲載期間:2021年10月1日〜2022年9月30日(1年間)
要項 ・申込書 PDF 237KB

 

2021年度事業計画

(2021年5月1日〜2022年4月30日)
  1. 第31回総会開催
    新型コロナウイルス感染防止のため開催中止
  2. 創立30周年記念誌制作、発行(継続事業)
  3. 会報『Gift of Life』Vol.29発行(8月)
  4. 当協会の目的とする腎疾患対策、腎移植推進のための啓発事業を企画実行する。
  5. 関連団体の主催する腎疾患対策、腎移植推進のための講演会、シンポジウム、啓発事業などに協力する。
  6. 関連団体、兵庫県の移植コーディネーターへの支援
  7. その他

会長メッセージ 

守殿貞夫

兵庫腎疾患対策協会は、腎疾患の予防、臓器移植全般に亘っての移植医療の推進、県民の健康及び福祉の向上に努めております。会員は、一般人、法人ならびに団体の皆様方で、入会の申し込みは随時受け付けております。

 

新型コロナウイルス感染症まん延下における臓器移植

国内の脳死下・心停止後臓器移植件数は1997年の臓器移植法施行以降、増加傾向にありましたが、2019年の480件から2020年は318件に大幅に減少しました。これは増加していた脳死下の臓器提供件数が、2019年の97件から2020年は68件、近年減少傾向の心停止後では28件から9件へと減少したことによります。まさしく、20年からのコロナ禍の影響によるものです。我が国と同様に、欧米でもコロナ感染拡大と共に臓器提供件数は激減しています。一方で、臓器移植の希望登録者(待機者)数は増加傾向にあり、心臓移植を希望する人は2020年7月の849人から2021年7月には927人と大幅に増えています(日本臓器移植ネットワーク)。
 

日本の医療は素晴らしい ~なぜ医療崩壊~

昨年来言われ始めていたのが、病床数が世界一多く、また新型コロナウイルス感染症が外国に比べて特に多くはない日本で、なぜ医療崩壊が起きているのか。平時の日本の医療制度は質も速さも圧倒的に優れていますが、日本の医療制度は何が問題なのか。
平時における日本の医療制度は保険証一枚でどの医療機関にも,何時でも直ぐに診療が受けられ、質も速さも圧倒的に優れています。我が国の入院病床数は人口千人当たり13.1と突出して多く、OECD加盟国平均4.7の2.8倍と多い。一方で、病床100床当たりの医師数は、諸外国に比較すると最も少ない(厚生労働省の統計)。この事から分かるように、施設の数は多くても、病床あたりの医師数が少ないことから、災害級の感染パンデミックが発生したような場合、高度の医療を提供する集中治療室(ICU)も少なく、充分な医療体制を組めない病院が圧倒的に多いことが分かります。全体として広く薄い医療提供体制となっています。加えて、感染症対策の設備が整っていない、小さな規模の民間病院が全病院(約8500)の約80%を占めています。残念ながら我が国の医療は感染症パンデミックには対応しきれないことが示された。しかし、平時用の医療であっても何らかの工夫をすれば新型コロナウイルス感染症を制圧できる筈です。
 

感染症災害医療支援チーム(Infection – DMAT)
~透析ができる野戦病院~

我が国の医療は、新型コロナウイルス感染症パンデミックを経験して、感染症災害時には極めて脆弱であることが明らかになりました。しかし、我が国の平時における素晴らしい医療制度は継続すべきです。そこで求められるのは、感染症災害(パンデミック)時に緊急的に野戦病院(感染対応大規模病院)を地区別に造設し、それら病院には地震等災害時におけるDMAT(災害医療支援チーム)のような感染症災害医療支援チーム(Infection – DMAT)システムを平時から整備しておき、感染症パンデミック時にそれらチームを派遣、医療を展開する。このような野戦病院に透析室を設備することにより、このたび問題になったコロナ感染通院透析患者の入院が可能になります。
 

2021年9月5日

 

 

臓器提供の意思表示にご協力ください

詳しくは (社)日本臓器移植ネットワークHP をご覧ください